打率1割6分1厘も…中日・根尾 充実のフェニックスL総括「シーズン中、やれなかったことを試せた」
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　中日・根尾昂内野手（１９）が２８日、「みやざきフェニックス・リーグ」の最終戦となる日本ハム戦（サンマリン）に「２番・遊撃」でフル出場し、３打数無安打だった。
試合は中日が１－９で敗れ、同リーグは閉幕。中日は１６試合で９勝６敗１引き分けだった。

　最終戦で根尾のバットから快音が響くことはなかった。
「いい形で終わりたかったんですけど…」。それでも南国・宮崎で過ごした２２日間は、充実したものとなった。

　「フェニックスを通して、今シーズンやれなかったというか、やっていなかった細かいところであったり、実戦の中で試すことができたので」

　スコアボードに「Ｈ」のランプが点らなくてもバントはきっちりと決めた。１回無死一塁から左腕・上原の投じた初球の速球を一塁側に転がして走者を進め、先制の起点となる仕事をした。
今季１、２軍を通してなかった犠打は、今リーグ三つ目の成功となった。

　全１６試合、遊撃でのフル出場。
打撃成績は６２打数１０安打、打率１割６分１厘と苦いものとなったが、打席に入ったときに投手方向を見る際の構え方や見方など、レギュラーシーズンではできなかったことにもチャレンジできたようだ。

　「シーズンとフェニックスで良かったところは継続していきたい。でも結果が出てないので、修正するところがあるし、削るところがあるはず。そこを突き詰めてやっていきたいし、考えてばかりじゃなくて、しっかり練習していきいと思います」